ロボット先生

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このクラスの担任はロボットだ。しかも、かなりの旧型だ。とにかく音がうるさい。歩くだけで、ガシャン、ガシャン大きな音をたてる。しかも燃費が悪い。なので1日に何度も給油しないといけない。しかも給油は先生自身ではできないので給油をクラスの生徒が当番制で担当している。今日の当番は田中君だ。しかし田中君は当番をよくサボる。今日も、朝の給油をサボった。
ロボット先生「みんな、おはよう。これから出欠をとるぞ~。大きな声で返事をするんだぞ。」プシュー。先生はそれっきり動かなくなった。
女子生徒「田中君がサボるから、また先生止まっちゃったよ。」
田中君「悪い悪い。」
女子生徒「田中君、早く給油してよ。これじゃ、いつになっても授業できないよ。」
田中君「あ~。めんどくさい。」
女子生徒「ダメだよ。今の言葉、先生に言ったら。先生また泣いちゃうから。」
田中君「それだけは勘弁。あれ、後片付けが大変なんだよな。」
SF
公開:21/10/17 13:45

ソフトサラダ( 埼玉 )

時折、頭をかすめる妄想のカケラを集めて、少しずつ短いお話を書いています。コメントは励みになります。

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