黄金色の虎

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金色の虎は黄金色に輝いていました。
黒色の縞模様と白色。
きれいだなあ。
かっこいいなあ。
森の皆の憧れです。

でも、金色の虎は本当は恥ずかしくて目立つのが嫌いでした。

幼馴染の虎美ちゃんは虎衛門の気持ちを知っていました。

虎衛門は黄金色の自分の体を泥で塗って、輝きを隠してしまいました。
これでよし。これなら目立たないよね。

虎衛門は目立ちたくないかもしれない。でもね。あなたの輝きをみて綺麗だなって。感動してくれる皆がいるんだよ。泥をあらいながしてくれないかな?虎美ちゃんはそう思っていました。

森の虎の子達は泥だらけの虎衛門をバカにしていました。
虎衛門は気にしていませんでしたが、虎美ちゃんはくやしくて虎衛門に水をかけました。
すると、泥がとれて虎衛門は金色に輝きました。

虎の子ども達は驚き、その綺麗な姿に感動しました。

虎衛門は、しょうがないなあ。と虎美ちゃんに笑いました。
その他
公開:21/10/16 21:45
更新:21/10/16 22:29
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前虎( https://mobile.twitter.com/mae10ra )

はじめまして。
前虎と申します。
作品を読んでいただけたら嬉しいです!
よろしくお願い致します。
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