シークレット空手チョップ

空手界に激震が走った。
それは悲しいことに沢山の選手が病院送りになるほどの事件である。
内容としてはある選手の試合が始まると、会場が暗転。光が回復した時には相手選手が倒れているといったものだ。

それは毎回というわけではないが、頻繁に起きては被害者を増やしていった。
この問題の厄介なところは、その暗転による被害は一人ではないということだ。

結局、この事件の犯人は捕まえられた。がしかし、それは電気を消した者であって真の犯人ではなかったのだ。
その後も電気を消した者は捕まえることはできるものの、主犯格は逃したまま。

そして空手界の現役トップ選手の余程が大きな怪我を負うこととなった。
そして、パタリとそれは止まった。
一説としては空手界の重鎮が、ニュージェネレーションを推すため、新しい世代と入れ替えをするために仕組んだものではないかと挙げられている。
しかしそれは最後まで隠されたままだった。