起案書

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明日には会社に販売促進の為の各自アイデァ起案書を、提出しなければいけない。夜遅くまで考えたが中々筆が進まない、
そのうち机にうつ伏せになり寝てしまった様だ。昼頃になり目が覚めたが、会社にはもう間に合わない。
気がつけば書きかけの起案書も無いし、飼い猫のタマも居ない。
どうしたんだろう、お腹も空かしているはずだ。

その時部長より電話があった。体調は大丈夫か無理するなよ、君の起案書は素晴らしい内容で、専務も高く評価されており
君が元気になったら皆で検討する事になった。と、電話は切れた。

えェ、信じられない、何があったんだ?
いつの間にか、タマが戻っている。私と目が合った、お前かと聞けば、ニャon~と答えた。
実は私、無断で起案書の続きを徹夜で完成させ朝一で会社に届け、メモ書きには「起案書をお届けします。体調が優れず代理の者に行かせます。」と付けて受付カウンターに置いて来ましたと告げた。
ファンタジー
公開:21/10/16 11:47

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