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八幡様の御神木の前に、三脚を立てカメラを覗いて居る中年の男に、白装束の老人が声を掛けた。
「何を?」
「宮司さんですか。ここに棲んでいる白蛇をカメラに収めたくて」
「今、留守じゃよ」
「戻って来たところがチャンスですね」
「止めなさい」
「駄目ですか?」
「神様の化身じゃから、罰が当たるぞ。代わりに私を撮りなさい。若い頃モデルをした事がある!」
ポーズをとる老人を舐める様に見て、男は言った。
「嘘でしょ?」
「失礼な!!」
「きょ今日は諦めます」
男は三脚を担いで帰って行った。
「チャンスだったのにのう…」
そう呟くと同時に、老人は白蛇に姿が変わり御神木へ、するすると消えて行った。
「はい、戴きました」
帰る振りをして、男は物陰からシャッターを切っていたのだ。
早速、画像を確認すると…
「なっ何だい、コレは!!」
そこには、老人のヌードが写っていた。
「何を?」
「宮司さんですか。ここに棲んでいる白蛇をカメラに収めたくて」
「今、留守じゃよ」
「戻って来たところがチャンスですね」
「止めなさい」
「駄目ですか?」
「神様の化身じゃから、罰が当たるぞ。代わりに私を撮りなさい。若い頃モデルをした事がある!」
ポーズをとる老人を舐める様に見て、男は言った。
「嘘でしょ?」
「失礼な!!」
「きょ今日は諦めます」
男は三脚を担いで帰って行った。
「チャンスだったのにのう…」
そう呟くと同時に、老人は白蛇に姿が変わり御神木へ、するすると消えて行った。
「はい、戴きました」
帰る振りをして、男は物陰からシャッターを切っていたのだ。
早速、画像を確認すると…
「なっ何だい、コレは!!」
そこには、老人のヌードが写っていた。
ファンタジー
公開:21/10/19 00:05
言葉遊びが好きで、褒めらると伸びるタイプです。
良かったら読んでやって下さい!
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