レンタル彼女

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ポストに投函されていたのは、レンタル彼女のチラシだった。お金を払い、女の子とデートが出来るサービスらしい。実にくだらない。俺はチラシを丸めてゴミ箱に捨てようとした。……いや、待てよ。
俺はチラシの番号に連絡して、レンタル彼女を利用した。待ち合わせ場所にいくと一人の女の子が立っていた。そして俺はデートをして、次の日、また同じ子をレンタルした。次の日も。その次の日も。その子が出勤している日は、必ずレンタルした。

「いつもありがとう」
「いえ」
「私、あなたの本物の彼女になりたいな」

3ヶ月と12日。初めてレンタル彼女をレンタルしてから、本物の彼女にして下さいと言われるまでにかかった時間だ。初めてにしては、まあまあか。

「ありがとう。でも俺は、君とは付き合えない。実は転勤で引っ越す事になったんだ。とても残念だよ」

まあ嘘なんだけどね。俺のレンタル彼女の楽しみ方は、最速タイムを目指す事だ。
公開:21/10/14 11:31

Akiyu( 日本 )

男性。左利き。血液型はO型。10月生まれ。
HNの由来は、10月の秋生まれ+名前の最初の文字が「ゆ」(Aki+yu)でAkiyuです。
カクヨムにも小説を投稿してます。
Twitterは@book_Akiyu

・2021年9月23日11時~12時 せたがや朗読教室プチプラージュ様主催 朗読会
場所:日本近代文学館
『睡眠旅人』が朗読して頂ける事が決定しました。

〇サウンドノベルゲーム版作品(全作無料プレイ可能)

・彼女の作り方
http://novelchan.novelsphere.jp/work/35473

・もう一度 君に会いたい
http://novelchan.novelsphere.jp/work/35539

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