組織の掟

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自由を求めるボスの娘と俺は組織を抜ける決意を固めるもすぐにバレて捕らえられた。
「組織の掟は知っているな」
裏切り者は私刑。それはボスの娘でも変わりない。
「話が早い。お前はこれからデコデコにされる」
ボコボコじゃないのか?
「口答えするな!」
乱暴な口調で俺は着替えを強要される。こっ…これは!?
首にシャンプーハット。南瓜パンツに白タイツ。王子様ファッションじゃないか!?
そんな俺の前にボスの娘もつれて来られる。彼女は山姥ギャルメイクのアムラーにされていた。
呆然とする俺達の前にボスがやって来た。
「お前達のデコレーション姿を写真に収めた。もし、またこの世界に足を踏み入れてみろ。写真を全世界にばら撒いてやる」
なんて非道な!?
「これはお前達の社会的死を意味する。分かったら、二度とここに戻って来るな!幸せになれよ!」
ボスは俺達にまともな衣服と職業を与えると外の世界へと叩き出してくれた。
公開:21/10/13 20:49

幸運な野良猫

元・パンスト和尚。2019年7月9日。試しに名前変更。
元・魔法動物フィジカルパンダ。2020年3月21日。話の流れで名前変更。
元・どんぐり三等兵。2021年2月22日。猫の日にちなんで名前変更。

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