チョコミントお好み焼き

原宿のとある店へと足を運んだ。
早めに来たおかげか、行列に揉まれることなく店内へ入ることに成功。

食欲を掻き立てるような爽やかな香りが充満していた。思わず獲物を前にした肉食獣のごとく生唾を飲み込んでしまう。

「チョコミントお好み焼きお願いします」

注文してすぐにそれはやってきた。
ボウルにはミントグリーンの生地に、具材はキャベツに豚肉と普通。自分で焼くタイプのため、早速あつあつの鉄板に流し込む。
清涼感のある匂いがいきなり、鼻を包み込む。色のせいで美味しそうとは思えないが問題は味だ。
しばらくして、焼き上がった。

「驚いた」

生地は想像できる味だったが、ソースはチョコが混ぜられているのだろう、深みとコクが絶妙で口当たりがとても良い。
チョコミントっぽさもしっかりと残っている。甘じょっぱい味がとても良い。
しかし、これが話題に上がっているとは何が流行るかさっぱり分からないものだ。