百選恋魔の指輪[第1話/全3話](注:リメイク?)
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好きだと言えない呪いにかかっていると、彼女は言った。
彼女の左手の薬指には、呪いの指輪が光っていた。
「外す気はないの」
外す必要性を、感じていないというのか。
僕は、思わず聞いた。
「……どうして?」
「さあ……どうしてでしょうね」
僕に興味が無いという事だろうか。
それとも、恋そのものに興味が無いという事だろうか。
どちらにしろ、僕は無性に腹が立ってきた。
僕は君の事、こんなにも好きなのに。
君だって、その事を気付いていないはずが無いのに。
僕は発作的に、彼女の左手首を掴んだ。
「きゃっ……何するの!!」
彼女は抵抗したが、僕はそれに構わず、左手の指輪に力を掛けた。
……指輪は、あっさりと指から取れた。
「君の事、僕は好きだ。
だから君も、僕の事が好きなら好き、嫌いなら嫌いだとはっきり言って欲しい!!」
彼女は、少し驚いた顔をしていたが……やがて、答えた。
彼女の左手の薬指には、呪いの指輪が光っていた。
「外す気はないの」
外す必要性を、感じていないというのか。
僕は、思わず聞いた。
「……どうして?」
「さあ……どうしてでしょうね」
僕に興味が無いという事だろうか。
それとも、恋そのものに興味が無いという事だろうか。
どちらにしろ、僕は無性に腹が立ってきた。
僕は君の事、こんなにも好きなのに。
君だって、その事を気付いていないはずが無いのに。
僕は発作的に、彼女の左手首を掴んだ。
「きゃっ……何するの!!」
彼女は抵抗したが、僕はそれに構わず、左手の指輪に力を掛けた。
……指輪は、あっさりと指から取れた。
「君の事、僕は好きだ。
だから君も、僕の事が好きなら好き、嫌いなら嫌いだとはっきり言って欲しい!!」
彼女は、少し驚いた顔をしていたが……やがて、答えた。
ホラー
公開:21/10/13 18:19
気まぐれで始めた事です。
気まぐれで終わって、多分それっきりになると思います。
……さて、いつまで続くか。
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