葬送
1
1
みんな、同じ方を向いて座っている。
目を伏せて、何かを願ってるみたいに
何かの儀式みたいだ。
みんな黒い服を身にまとっている。
私はみなが向く方に歩いていく。
目の前には、小さな人1人入る桐箱。
いつのまにか、手には白い百合の花。
私は桐箱に花を手向ける。
「何か大事なことを伝え忘れている。」
言葉が頭を過ぎる。しかし、分からない。
なぜ私がここにいるのかさえも。
探すように桐箱に手を伸ばす。
…触れた「物」は冷たかった。
私の手はまだ温かいまま。
「それ」は返せない。
そう思った瞬間に、思い出す。
忘れ去った遠い大事だった過去の記憶。
目の前で冷たく眠っている人がどれだけ大事だったか。その思い出を。
熱くなる。苦しくなる。息が詰まる。
涙が止まらない。声が漏れる。
やっと思い出した。
伝え忘れてたこと。
あなたが遺した温もりと共に。
「私はあなたを愛しています。」
目を伏せて、何かを願ってるみたいに
何かの儀式みたいだ。
みんな黒い服を身にまとっている。
私はみなが向く方に歩いていく。
目の前には、小さな人1人入る桐箱。
いつのまにか、手には白い百合の花。
私は桐箱に花を手向ける。
「何か大事なことを伝え忘れている。」
言葉が頭を過ぎる。しかし、分からない。
なぜ私がここにいるのかさえも。
探すように桐箱に手を伸ばす。
…触れた「物」は冷たかった。
私の手はまだ温かいまま。
「それ」は返せない。
そう思った瞬間に、思い出す。
忘れ去った遠い大事だった過去の記憶。
目の前で冷たく眠っている人がどれだけ大事だったか。その思い出を。
熱くなる。苦しくなる。息が詰まる。
涙が止まらない。声が漏れる。
やっと思い出した。
伝え忘れてたこと。
あなたが遺した温もりと共に。
「私はあなたを愛しています。」
公開:21/10/15 12:00
うみな と読みます。
思い付きで書いたものたち。
出来たら、昼の12時に投稿します。
タイトルは考えずに書いてるので特に意味はないはずです。
タイトル付けるのうまくなりたい。あと作品作りも。
Twitter(生きてないです)
https://twitter.com/m2_asx
ここでも書いてます(エッセイとか)
note
https://note.com/umina1043/
ログインするとコメントを投稿できます