アイデアが浮かばない

2
1

全然思い浮かばない。私は小説を書いている。今書いているのは、ミステリー小説だ。読者がゾッとするような殺人事件を書きたい。ずっと考え続けている。しかし何も思い浮かばず筆が止まっているのだ。

「ダメだ。気分転換に出かけよう」

私はパソコンの画面を閉じ、外に出る。道行く人とすれ違い様に、もしもこの中に連続殺人鬼がいたら、小説の取材が出来るのにな。そんな事を考えていた。夜になり、歩いていると廃墟ビルがあった。こういうところで殺人って起きるのよね。そして出会った。本物の殺人鬼に。鉄パイプで顔面を滅多打ちにして顔を潰していた。

「なるほど!!顔を潰して身元を特定できなくする!!良いですね。被害者の人に何か恨みが?怨恨での殺人ですか?是非、取材させてくださいよ。それでこの後は、どうするんです?」

殺人鬼は、突然の私の取材に快く答えてくれた。これは良い小説が書けそうだ。私は、満足して帰るのだった。
ホラー
公開:21/10/13 12:04

富本アキユ( 日本 )

カクヨムにも小説を投稿してます。
Twitterは@book_Akiyu

・SSG投稿作品1500作品突破

・作詞を担当
https://youtu.be/OtczLkK6-8c

・葉月のりこ様YouTubeチャンネル『ショートショート朗読ボックス』~ショートショートガーデンより~の動画内で江頭楓様より『睡眠旅人』を朗読して頂きました。

https://youtu.be/frouU2nCPYI

・魔法のiらんど大賞2021小説大賞。大人恋愛部門「彼女の作り方」が予選通過

〇サウンドノベルゲーム版作品(無料プレイ可)

ブラウン・シュガー
https://novelchan.novelsphere.jp/38739/

コメント投稿フォーム

違反報告連絡フォーム


お名前

違反の内容