宇宙一、お前を愛してる

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宇宙船に乗って違う星に降り立つ。散らばった鉄屑を見つけては、その中から金目の物を拾い集めるのが俺の仕事。つまりゴミ漁りだ。惑星S-3284に来た。ここは自動警備機が巡回しており、異物を排除する為に動いている。つまり惑星に入った途端に機械に狙われ、撃たれるのだ。だからここは、危険地区Aに指定されている。だがその分、誰も入らないからライバルもいなくて良い物を拾える。自動警備機の目に見つからないように進み、建物に入った。

「こんにちは」
「っ!?誰だ!!」

そこには少女。いや、この星に人間は、暮らしていないはず。

「お前AIか?」
「はい。アルマと申します」

殺伐とした中、アルマとの会話は妙に楽しかった。

「あなたの事が好きになってしまいました」
「俺もだ」

それから俺は、頻繁にアルマに会いに来るようになった。家族のいない俺にとって、アルマは俺の全てになった。宇宙一、お前を愛してる。
SF
公開:21/10/12 21:04

富本アキユ( 日本 )

カクヨムにも小説を投稿してます。
Twitterは@book_Akiyu

・SSG投稿作品1500作品突破

・作詞を担当
https://youtu.be/OtczLkK6-8c

・葉月のりこ様YouTubeチャンネル『ショートショート朗読ボックス』~ショートショートガーデンより~の動画内で江頭楓様より『睡眠旅人』を朗読して頂きました。

https://youtu.be/frouU2nCPYI

・魔法のiらんど大賞2021小説大賞。大人恋愛部門「彼女の作り方」が予選通過

〇サウンドノベルゲーム版作品(無料プレイ可)

ブラウン・シュガー
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