ローカル魚卵

魚卵はいつの時代も人気がある。
イクラ、キャビア、とびこなどなど。寿司でも良し、おつまみにも良し、子供から大人まで好かれているのは言うまでもない。

そんな魚卵だが、ローカル魚卵というものが話題に上がっている。
その地域で有名な種類の魚の卵を用いて醤油漬けにしているものが主に流行っており、ふるさと納税の海産物枠で送られてくることが多い。

特に静岡県ではイルカ食の文化があるということで、イルカの卵を売りにしている。
まさしくイルカを思わせるような海色で、うずらの卵より少し大きいぐらいのものだ。
味も問題なく美味しいとのことだ。

ただ、話題になっているのは味や見た目ではない。
そもそも、イルカは哺乳類で卵を産まないのだ。ならばそのイルカの卵は何かというと、誰にも分からないのだ。
地域活性化のために作られたイルカの卵。
他のローカル魚卵も本物ではなく話題のために作られたものなのかもしれない。