白ジャム
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僕は、高校2年の男子。水泳部に所属している。
夏休みの終り頃、部活の部長から5人の後輩部員全員に「白ジャム」が配られた。
旅行のお土産だそうだ。トーストに塗るととてもおいしいそうだ。
どうして、そんな珍しいものを後輩にくれるのか。部活帰りに5人で相談した。
「「白いジャム」なんて、気持ち悪い。」
「なんか変なもの混じってないかなあ」
「食べる?捨てる?」
「匂いを嗅いで、ちょっとなめて、変な味なら捨てよう。」
みんな、一様に怪しんでいた。
僕は、悩んだが、せっかくだから、パンに塗って食べた。味は、カルピス味のさわやかな味だった。
パンに塗ると図工のりを塗ったようで、見た目は悪い。
もったいないので、何日が食べ続けて、瓶の底が見えたころ、『当たり』と書いたプラスチック片が見つかった。
『当たり』札を見つけたのは、僕だけだった。部長に報告すると、来年の部長をお願いされた。
夏休みの終り頃、部活の部長から5人の後輩部員全員に「白ジャム」が配られた。
旅行のお土産だそうだ。トーストに塗るととてもおいしいそうだ。
どうして、そんな珍しいものを後輩にくれるのか。部活帰りに5人で相談した。
「「白いジャム」なんて、気持ち悪い。」
「なんか変なもの混じってないかなあ」
「食べる?捨てる?」
「匂いを嗅いで、ちょっとなめて、変な味なら捨てよう。」
みんな、一様に怪しんでいた。
僕は、悩んだが、せっかくだから、パンに塗って食べた。味は、カルピス味のさわやかな味だった。
パンに塗ると図工のりを塗ったようで、見た目は悪い。
もったいないので、何日が食べ続けて、瓶の底が見えたころ、『当たり』と書いたプラスチック片が見つかった。
『当たり』札を見つけたのは、僕だけだった。部長に報告すると、来年の部長をお願いされた。
青春
公開:21/10/06 14:22
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