その頂きへ

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始めはその頂きは確約された物だと思っていた。どこの者とて私が推すチームには届く所か離されるばかり。
勢いが落ち始めたと思えば、また巻き返す。落ちた時の粘りをこれでもかと言うくらいに見せつけ、頂きに向かって邁進していた。
だがその頂きは徐々に遠くなって行く。
今まで見せていた粘りがなくなって行き、その粘りに恐れていた他チームが目を覚ます。
目を覚ました他チームの勢いは瞬く間に私の推しのチームを蹴落として行き、頂点に最も近い順位である1位から2位にへと蹴落とした。
最初は力尽きたと思い、ファンの身でありながらも推しのチームを応援するのをやめそうになった。
だが推しのチームの選手達はまだ諦めていなかった。土壇場での粘りによる連勝。
2位という地位を確約しながら首位を追いかける獣と化している。
ここまで来たのなら力尽きるまで応援したい。
残す時間も僅か、私は力尽きるまでチームの応援を続ける…
その他
公開:21/10/05 23:54

勇と申します。
まずは書く楽しさを取り戻したいと思ってます。
ゆっくりと考えを変えていきます。
最近は気まぐれに更新中です。

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