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テストで赤点をとった生徒たちが教室に集められた。説教だ。しかし、生徒たちは舐め腐った態度だ。
「へっ、教師の言うことなんて聞いてられるか」
「やる意味ある?」
「今の時代殴るわけにはいかないしな」
先生が教室に登場。
手ぶらだが耳栓をしている。
「さぁ、さっさと終わらせろよ」
次の瞬間、先生が黒板に爪を立てて下にスライドさせた。
キキキキィィ……!
生徒、悶絶。
先生は背伸びをしてできるだけ上から爪を引きおろし、黒板の一番下までそれを続けた。
鳥肌が全身を駆け巡り、寒気が体の芯から押し寄せた。
カリカリカリィ……!
耳を塞いでも脳が不快な光景と音を再生する。
無論、一回では終わらない。
生徒が気持ちを改めるまで、色々な科目の先生が次々に登場しては黒板を爪でひっかいた。
「やめて! お願いだから、やめてぇぇ!」
……この高校が全国屈指の大学進学率を誇る所以である。
「へっ、教師の言うことなんて聞いてられるか」
「やる意味ある?」
「今の時代殴るわけにはいかないしな」
先生が教室に登場。
手ぶらだが耳栓をしている。
「さぁ、さっさと終わらせろよ」
次の瞬間、先生が黒板に爪を立てて下にスライドさせた。
キキキキィィ……!
生徒、悶絶。
先生は背伸びをしてできるだけ上から爪を引きおろし、黒板の一番下までそれを続けた。
鳥肌が全身を駆け巡り、寒気が体の芯から押し寄せた。
カリカリカリィ……!
耳を塞いでも脳が不快な光景と音を再生する。
無論、一回では終わらない。
生徒が気持ちを改めるまで、色々な科目の先生が次々に登場しては黒板を爪でひっかいた。
「やめて! お願いだから、やめてぇぇ!」
……この高校が全国屈指の大学進学率を誇る所以である。
ホラー
公開:21/10/05 18:07
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