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4歳のユウノスケ君はたくさんの色彩で輝くミラーボールの虜になってしまった。
ふと、自分でも作れるのではと考えた。
そこで、ママに手伝ってもらって、リビングの照明のLED電球に12色の色鉛筆の芯を
1本ずつセロテープで取り付けていった。
電球から棘のような形で出っ張っている。
夜になって、リビングを暗くして照明を点けてみた。
しかし、ミラーボールのような色彩豊かな輝きは無かった。
何度も照明を点けたり、消したりしたが変わらなかった。
浴室の方で「え、何?」という悲鳴が上がった。
見に行くと、入浴中のパパからの悲鳴だった。
急に浴室の照明が12色の色彩を放って輝き出したという。
ユウノスケ君は嬉しそうにこの光景を眺めていた。
しかし、浴室の照明には色鉛筆の芯の棘は無かった。
ユウノスケ君は考えた。
今度は、浴室の照明に色鉛筆の芯を付ければ、リビングが同じようになるのではないかとワクワクした。
ふと、自分でも作れるのではと考えた。
そこで、ママに手伝ってもらって、リビングの照明のLED電球に12色の色鉛筆の芯を
1本ずつセロテープで取り付けていった。
電球から棘のような形で出っ張っている。
夜になって、リビングを暗くして照明を点けてみた。
しかし、ミラーボールのような色彩豊かな輝きは無かった。
何度も照明を点けたり、消したりしたが変わらなかった。
浴室の方で「え、何?」という悲鳴が上がった。
見に行くと、入浴中のパパからの悲鳴だった。
急に浴室の照明が12色の色彩を放って輝き出したという。
ユウノスケ君は嬉しそうにこの光景を眺めていた。
しかし、浴室の照明には色鉛筆の芯の棘は無かった。
ユウノスケ君は考えた。
今度は、浴室の照明に色鉛筆の芯を付ければ、リビングが同じようになるのではないかとワクワクした。
ファンタジー
公開:21/09/30 15:53
産婦人科専門医/指導医
@sanadakuma
tama-himawari3w.com
身体は日々の食事で出来ている。
妊婦さんにも食事の重要性について情報提供しています。
ダイエット中の方々にも食事・睡眠・運動の重要性について情報発信しています。
自身が「愛着障害」であることに気付き、もう一人の自分と上手に共生しています。
自分が、自分の『安全基地』になることが生きていくための拠り所なのかもしれない。
科学的な視点からの表現も交えて、ショートショートストーリーを作っています。
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