風水少女野村ちゃん

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私のクラスの人気者、それが野村ちゃんだ。毎日、野村ちゃんは、クラスの皆に家に遊びに来てと誘われている。

「野村ちゃん、今日私の家に来てよ」
「加藤さん。あなた先週、野村ちゃんに家に来てもらったばかりでしょ。野村ちゃん、私の家に来てよ」
「えー、ずるい!!ねえ野村ちゃん、私の家に来て。まだ一度も来てもらったことないし」
「じゃあ今日は、川島さんの家に行こうかな」
「やったぁ!!じゃあ野村ちゃん、待ってるね」

ついに私の家に野村ちゃんが来る事になった。私は部屋を片付けて、野村ちゃんが来るのを待っていた。

ピンポーン!!
家のチャイムが鳴る。私は玄関まで走っていき、野村ちゃんを出迎える。緊張する。

「……どう?」
「玄関周りは、良い気が入って来てるね。玄関には観葉植物を置くと運気がアップするよ」

彼女は風水大好き少女、野村ちゃん。家に招くと風水で運気をアップする方法を教えてくれるのだ。
公開:21/09/30 12:01

富本アキユ( 日本 )

カクヨムにも小説を投稿してます。
Twitterは@book_Akiyu

・SSG投稿作品1500作品突破

・作詞を担当
https://youtu.be/OtczLkK6-8c

・葉月のりこ様YouTubeチャンネル『ショートショート朗読ボックス』~ショートショートガーデンより~の動画内で江頭楓様より『睡眠旅人』を朗読して頂きました。

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ブラウン・シュガー
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