代理

『体重が気になるアナタへオススメ！大豆ミート！！』



「これ、最近よく見るなぁ」

スーパーの一角に作られたコーナーで足を止める。

「お肉の代わりの大豆ミート。気になるし買ってみようかな」

コーナーにいる店員に声を掛ける。店員はニコニコと笑って、「ではこちらへどうぞ」と私を他の部屋に案内した。



数分後。



「お待たせ致しました。こちらでよろしいでしょうか」
「はい、ありがとうございます」

案内された部屋から出てきた女性は、部屋に入る前と比べてスラッとしていた。

「大豆ミートのご利用、お買い上げありがとうございます。またいらしてくださいね」

そう言って頭を下げる店員の後ろのゴミ箱からは、女性らしき腕がちらりと見えていた。