悲しい?現実

2
1

飼い主「ポチ~。ポチ~。可愛いね~。可愛いね~。よしよし。あら~。そんなに暴れて~。嬉しいの~。」

ポチ「ベタベタ触んなや。ジジイ、早く飯よこせや。っていうかポチってなんだよ。今時、ポチとかつけるか?今、令和やぞ。」

飼い主「ポチ~。ポチ~。可愛いね~。ご飯だよ~。よーし、待て。」

ポチ「なんやねん。待てって。はよ、飯食わせろや。」

飼い主「ポチ~。待てだぞ~。まだ、 だぞ~。偉いぞ~。」

ポチ「待てが長いって。ジジイ殺すぞ~。」

飼い主「よし。」

ポチ「めっちゃ、ウマい。腹減ってたからマジてウマい。っていうか飯くらい、すんなりよこせよ。」

飼い主「ポチ~。偉いね~。可愛いね~。ちゃんと食べて長生きしようね~。」

ポチ「それはこっちのセリフだよ、ジジイ。お前こそ、長生きしろよ。オレには家族、お前しかいないんだからな。お前いなくなったら、困るのオレなんだからな。」
ファンタジー
公開:21/09/23 13:18
更新:21/09/23 14:09

ソフトサラダ( 埼玉 )

時折、頭をかすめる妄想のカケラを集めて、少しずつ短いお話を書いています。コメントは励みになります。

コメント投稿フォーム

違反報告連絡フォーム


お名前

違反の内容