真夜中の病棟
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事故にあった。大怪我だった。俺は病院に運ばれ輸血を受けたようだ。右腕からは太く、どす黒いチューブがはみ出ている。
看護師の女は俺に「大丈夫ですか?」と言った。真夜中だった。こんな時間にまで看病してくれるとは、よほど患者に優しい病院だ。俺は腹が減っていたので「出来れば、食べ物を欲しい」と言った。ついでに、喉も乾いていたので「水も欲しい」と言った。
だが彼女はワインを持ってきた。美しい色だった。甘美な色をしていた。魅惑的な、香りも放っていた。それはもう、彼女の白衣姿くらい、俺の頭をぼぉ〜っとさせるものだった。
だが食べ物のついでに、ワイン、と言うのはどうなんだろう? 俺は牙を剥いて彼女に質問した。すると、彼女は「これが、一番いいんです」と言った。仕方がないので、俺はそれを飲むことにした。
美味だった。喉の渇きと共に、凶暴な気持ちも和らいだ。最後彼女は眼を赤くして、牙を剥き笑った。
看護師の女は俺に「大丈夫ですか?」と言った。真夜中だった。こんな時間にまで看病してくれるとは、よほど患者に優しい病院だ。俺は腹が減っていたので「出来れば、食べ物を欲しい」と言った。ついでに、喉も乾いていたので「水も欲しい」と言った。
だが彼女はワインを持ってきた。美しい色だった。甘美な色をしていた。魅惑的な、香りも放っていた。それはもう、彼女の白衣姿くらい、俺の頭をぼぉ〜っとさせるものだった。
だが食べ物のついでに、ワイン、と言うのはどうなんだろう? 俺は牙を剥いて彼女に質問した。すると、彼女は「これが、一番いいんです」と言った。仕方がないので、俺はそれを飲むことにした。
美味だった。喉の渇きと共に、凶暴な気持ちも和らいだ。最後彼女は眼を赤くして、牙を剥き笑った。
ホラー
公開:21/09/25 16:05
更新:21/09/25 16:08
更新:21/09/25 16:08
2021年2月に、物語を考えるのが好きで始めました。
もしよければ、コメント残して頂けると嬉しいです。よろしくお願いします。
追記:2021.11.14 名前を『藤崎正』(フジサキショウ)に改名しました。一応分かりずらいと思うので、旧名(セカンドオニオン)は、付け足しで残しておこうと思います。
物語.com https://monogatary.com/user_page/story/f73e9d0f-3f97-11ec-81c5-0242ac120002
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