お月さまとくらげちゃん

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波に映る真夏のお月さまが海月に見えるような不思議な夜でした。

空を飛んでみたい。くらげちゃんは、お月さまにお願いしました。
「お月さまお願いです。少しでいいんです。お空を飛んでみたいんです」
「夜中の0時に海面に映る満月に重なってごらんなさい」
くらげちゃんは夜中の0時に海面に映るお月さまに自分の姿を重ねて、お空を飛びたいと願いました。
すると、くらげちゃんの体がゆらゆら夜空に舞い上がります。
「わあ!わたし海から舞い上がってる!」
月明かりに照らされた、くらげちゃんはぐんぐん夜空を舞い上がっていきます。
お月さまとくらげちゃんとお星さま。
「なんてすてきなんだろう!」

海の波がお月さまに照らされてきらきら輝いています。街の灯りも地上の星座。お星さまのように見えます。
「きれいだなあ!」

くらげちゃんはゆっくり海面におりました。
「お月さまありがとう」
お月さまは静かに微笑みました。
その他
公開:21/09/24 22:34
更新:21/09/26 07:32
海月 くらげ クラゲ 絵本 童話 不思議

前虎( https://mobile.twitter.com/mae10ra )

はじめまして。
前虎と申します。
作品を読んでいただけたら嬉しいです!
よろしくお願い致します。
「小説家になろう」さんにも掲載中です☆

 

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