動物村村長選挙

動物村では任期途中で村長が辞めると言い出し、急遽村長選びをする事になった。
村民全員の直接選挙で決まるが、候補者が多く一回目の投票で誰も過半数が得られなければ、1位、2位二人の決戦投票となり、これは村会議員のみの投票で決定されるルールになっている。

早速立候補を届け出たのは犬、猫、鼠、猿の四氏であった。
早速村営体育館にて、各候補者の政見発表と公開討論会が行われた。
争点は村の運営の透明性や平等性、税金の軽減、エネルギー政策、防衛問題等多岐に渡りに熱弁を奮い、多くの諸問題が討議された。
雀や烏等の報道陣も辛辣な質問をぶつけたりし大変盛り上がった。
更に選挙期間中は馬や牛の引かれた選挙カーが、村内を駆けずり回り村民の関心も否応なしに高まった。

しかし投票日前日に政府よりチャチャが入り、人間が村長に就任する事になった。
人間の横暴だとの批判もあるも、結局申年生まれの猿面冠者が就任した。