忠犬ハチ公

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ご存知渋谷駅で主の死後、10年間出迎えに通い続けた忠犬です。
主の東京帝大上野教授は、飼い始めた翌年には脳溢血で急死したのです。
待ち続けるハチの姿が、新聞に掲載されるや人々に感銘を与え昭和9年に駅前に銅像が設置され、
除幕式にはハチ自身も参列した。
しかし銅像は大戦中の金属供出によって取壊され、戦後に再建された。
ハチ没後、主と同じ青山霊園で、上野教授の墓石の横に小さな祠が作られ一緒に祀られている。またハチの遺体は剥製にされ、上野の国立科学博物館にて所蔵されている。

ハチ公像は、海外旅行者の聖地と化し、一緒に写真を撮りたい目的のためだけの来日客もいる。
その人気を集める理由は平成21年、リチャード・ギア主演で「HACHI 約束の犬」が公開され、大評判を得たからだ。
因みにリチャード・ギアは敬虔な仏教徒でもあり、日本人の死生観が伝わる本作の脚本を渡された時、彼は涙を流して感動したという。
ファンタジー
公開:21/09/20 15:11
更新:21/09/20 15:47

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