些細な抵抗
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全身の力が入らない。周囲の声はどんどん遠くなり、もう蚊の羽音くらいも聞こえない。おそらく目を閉じてしまうと僕はもうだめだろう。親友に誓ったんだ。僕が最後まで確かめるんだって。意識を保っておかないと。すると、天使が耳元で囁いた。
「田中さーん。全身麻酔なんで目瞑って大丈夫ですよー」
「田中さーん。全身麻酔なんで目瞑って大丈夫ですよー」
その他
公開:21/09/16 18:00
北海道在住 marvelオタクの作家志望です。
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