暗殺者、異世界へ
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私は暗殺者。
名前などない。
物心ついた時から、とある教団で暗殺者として育てられていた。私は今年16になるが、その歳よりも遥かに多くの人間を葬ってきた。
『死こそが何よりの救済である』
それが、私を育ててくれた司祭様の教えだった。
さて、そんな私は今
「さぁみんな!今日は新しい先生が来てくれました!」
「「わーーーーい!!」」
見知らぬ世界のホイクエン、とかいう場所で働くことになっていた。
「せんせーえほんよんでー!」
「おままごとしよ!」
「かくれんぼがいいよー!」
小さい子供達が私の周りにわらわらと。やめろ近付くな。殺すぞ。
そう言うと子供達はピタリとしずかになって、そして。
「おにごっこだーーーー!!!」
と、叫んで散っていった。
何なのだこいつらは。
人を殺す時より、胸が温かくなるのは何故なのだ。
その謎を探る為に、私はしばらくここでセンセイとやらを続けてみようと思う。
名前などない。
物心ついた時から、とある教団で暗殺者として育てられていた。私は今年16になるが、その歳よりも遥かに多くの人間を葬ってきた。
『死こそが何よりの救済である』
それが、私を育ててくれた司祭様の教えだった。
さて、そんな私は今
「さぁみんな!今日は新しい先生が来てくれました!」
「「わーーーーい!!」」
見知らぬ世界のホイクエン、とかいう場所で働くことになっていた。
「せんせーえほんよんでー!」
「おままごとしよ!」
「かくれんぼがいいよー!」
小さい子供達が私の周りにわらわらと。やめろ近付くな。殺すぞ。
そう言うと子供達はピタリとしずかになって、そして。
「おにごっこだーーーー!!!」
と、叫んで散っていった。
何なのだこいつらは。
人を殺す時より、胸が温かくなるのは何故なのだ。
その謎を探る為に、私はしばらくここでセンセイとやらを続けてみようと思う。
ファンタジー
公開:21/06/01 11:55
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