ヤモ・リーマン
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私はうだつが上がらない、しがないサラリーマン。毎日、殺伐とした満員電車に揺られ通勤を繰り返す。
ある日、部屋でヤモリを見つけた。最初はびっくりして気持ち悪いなあなんて思ってた。けれどもネットで調べたら「家守」と良いことが書いてあって可愛いなあって思った。撫でてみたくなりヤモリに噛まれた瞬間、電流が駆け巡った。意識して指先にファンデルワールスによる吸着力をうみだせるようになった。八面に自在に身体を吸着し離れることが可能で蜘蛛のスーパーヒーローのようだ。
帰宅途中、マンションから落ちそうになっている子供をヤモリのように登り助けた。気持ち悪いと怖がられるだろうと思ったけれど感謝された。嬉しかった。
世を忍ぶ仮の姿はサラリーマン。八方の壁を垂直のビルでも自由に移動できる「ヤモ・リ―マン」としてマスコミも追いかけている。
今日もどこかでヤモ・リ―マンは人々を守ってくれているかもしれない。
ある日、部屋でヤモリを見つけた。最初はびっくりして気持ち悪いなあなんて思ってた。けれどもネットで調べたら「家守」と良いことが書いてあって可愛いなあって思った。撫でてみたくなりヤモリに噛まれた瞬間、電流が駆け巡った。意識して指先にファンデルワールスによる吸着力をうみだせるようになった。八面に自在に身体を吸着し離れることが可能で蜘蛛のスーパーヒーローのようだ。
帰宅途中、マンションから落ちそうになっている子供をヤモリのように登り助けた。気持ち悪いと怖がられるだろうと思ったけれど感謝された。嬉しかった。
世を忍ぶ仮の姿はサラリーマン。八方の壁を垂直のビルでも自由に移動できる「ヤモ・リ―マン」としてマスコミも追いかけている。
今日もどこかでヤモ・リ―マンは人々を守ってくれているかもしれない。
その他
公開:21/06/02 12:03
更新:21/06/02 12:12
更新:21/06/02 12:12
ヤモリ
家守
サラリーマン
ヒーロー
トカゲ
蜥蜴
はじめまして。
前虎と申します。
作品を読んでいただけたら嬉しいです!
よろしくお願い致します。
「小説家になろう」さんにも掲載中です☆
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