僕の彼女は…

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「おはようございます」
カーテンを開けて朝の光を部屋に取り込みながら、彼女は爽やかな声で僕を起こす。 BGMはお気に入りのナンバー、コーヒーの香りも芳しく、まもなく白米も炊き上がる。

僕は顔を洗い、スエットのままキッチンに立つ。
コーヒーを飲みながら、目玉焼きとウインナーを炒め、ご飯をよそって「いただきます」。

「のんびりしてて良いの?」の声に時計を見ると、7:30を回ってる。「やっべ」僕は慌てて皿をシンクに置いた。 だが、時間はなくとも朝の占いは欠かせない。その占いを見てる間も彼女は「今日のネクタイは似合ってる」だとか「帰りは雨が降るから傘を持っていけ」だの、なかなかやかましい。

靴を履き、傘を手にしたところでタイミング良く
「行ってらっしゃい」と声がした。
僕は「帰りは7:00頃になるから、洗濯と乾燥しておいて。あと、お風呂も頼むよ」

と、スマートスピーカーに向かって言った。
SF
公開:21/06/02 01:47

茎田きみゆ( 東京 )

書くのが好きなのでとりあえず思い付くまま書いてます。週に一、二本を目標に書いていきたいですが、休むときもあります。 得意ジャンルはありません。
アイコンを変えました。特に意味はありません(^_^ゞ
2021.4.5
ペンネームを『小山田みゆき』から変えました。

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