君と花火

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五月だというのに、もう花火が売っていた。
去年、彼女とやったのと同じ花火だ。
火花に照らされた君が綺麗で、僕は花火を見てなかった。

「今年は花火出来ないな」

呟いて振り向くと、君が微笑んでいた。

「この子が大きくなるまでお預けね」

彼女が言うと、生まれたばかりの僕たちの子も笑った。
その他
公開:21/05/31 07:00

切由 まう

Twitterの140文字で書いたものとSSを持って来ています。(修正する場合もあります)
文字数が少ないので分かりにくかったらすみません。
SF・スペースオペラの長編をなろうで連載中です。
https://ncode.syosetu.com/n2997fc/

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