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「よぉテル。久しぶりじゃねえか。また顔変えたか」
「ご無沙汰してます。今日は折り入ってお願いが」
「分かってるよ。お前が来るって事がそうじゃねーか」
「明日。どうしても譲れないですよ」
「そんな事言ってもなぁ。大口の依頼も来てるんだ。正直そっちの方が深刻なんだわ」
「1日だけずらしてもらえませんか。コレ見てください」
「…ほう。最近にしちゃ珍しくいい生地で出来てるじゃねぇか。健気だねぇ」
「こんな時代に俺なんかを頼ってくれる奴がまだ居る。応えたいじゃないですか。どうか、どうかお願いします」
「困るなぁ。なんでこう被っちゃうんだろうな。分かった。通しておく。最終的に決めるのは上だからな」
「ありがとうございます」
「やったぁ!ママ見て!!晴れてるよ!今日遠足あるよね!?」
「あら本当、予報じゃ雨だったのに。作った甲斐あったね」
雲間の朝日に照らされて
てるてる坊主は微笑んでいる。
「ご無沙汰してます。今日は折り入ってお願いが」
「分かってるよ。お前が来るって事がそうじゃねーか」
「明日。どうしても譲れないですよ」
「そんな事言ってもなぁ。大口の依頼も来てるんだ。正直そっちの方が深刻なんだわ」
「1日だけずらしてもらえませんか。コレ見てください」
「…ほう。最近にしちゃ珍しくいい生地で出来てるじゃねぇか。健気だねぇ」
「こんな時代に俺なんかを頼ってくれる奴がまだ居る。応えたいじゃないですか。どうか、どうかお願いします」
「困るなぁ。なんでこう被っちゃうんだろうな。分かった。通しておく。最終的に決めるのは上だからな」
「ありがとうございます」
「やったぁ!ママ見て!!晴れてるよ!今日遠足あるよね!?」
「あら本当、予報じゃ雨だったのに。作った甲斐あったね」
雲間の朝日に照らされて
てるてる坊主は微笑んでいる。
ファンタジー
公開:21/05/21 17:36
更新:21/05/21 19:54
更新:21/05/21 19:54
まずは自分が楽しむこと。
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