ビッグデータ

0
1

ある日、私は最期の日を迎えた。年は80才だったから、まぁよく生きたと思える。
運よく、天国に迎えられた。
天国は、白い雲の大地と青空とポツポツ生える木々と、すべてがそんな感じで、風景にはすぐに見飽きてしまった。
そんな天国ではタブレット端末が配られていた。
天国でも動画配信が行われていた。地上の人間が作るモノも見られる。
特筆なのは自分の生前のデータを細かく見られること。
私はデータに見入った。
恋愛成就率10.3%
誰かを好きになった回数39回
誰かに好かれた回数6回(名前まで分かる)
「えっ」気づかなかった相手の名前を見て驚いた。
生涯でお金を拾った回数24回、総額12200円
落ちているのを見て、拾わずに通りすぎた回数6回、総額1億355円
「1億っ!?そんなの知らないぞ」
詳細データを見ると、それは「宝くじ」だった。
「覚えているなぁ。汚れたくじが落ちていたことがあったっけ……」
その他
公開:21/05/19 17:25
#ショートショート #短編小説 #ジョーク #ビッグデータ #人生の統計

N(えぬ)( 横浜市 )

読んでいただきありがとうございます。(・ω・)/
ここに投稿する以外にも、自分のブログに同時掲載しているときがあります。

コメントはありません

コメント投稿フォーム

違反報告連絡フォーム


お名前

違反の内容