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「父さん、最近目が見えにくいんだよ」
「そうか、じゃあ眼鏡つくりにいくか?」
翌日、閉店間際に父子が眼鏡店にやってきた。
「すみません、この子のサングラスをつくりたいのですが。」
「いらっしゃいませ。サングラスをお探しですか?お子さんにですか?」
真冬のこんな時間に子供のサングラスを買いに?店主は続けた
「こちらのお子さんに?サングラスを?」
困惑する店主をみて、父が子供に目配せをする。
子供は額に手を当てると前髪を上げた。
「ひゃっ…」
額にはもう一つ目がついていた。
「この子にちょうどいいサン<3>グラス、おいてませんか~?」
店主はそのまま気を失ってしまった。
「父さん、眼鏡、作れなかったね」
「そうだな、最近は妖怪専門の眼鏡屋もないからなぁ。他をあたってみるか」
しばらくの間その地域では三つ目小僧の目撃情報が多くなったそうな。
「そうか、じゃあ眼鏡つくりにいくか?」
翌日、閉店間際に父子が眼鏡店にやってきた。
「すみません、この子のサングラスをつくりたいのですが。」
「いらっしゃいませ。サングラスをお探しですか?お子さんにですか?」
真冬のこんな時間に子供のサングラスを買いに?店主は続けた
「こちらのお子さんに?サングラスを?」
困惑する店主をみて、父が子供に目配せをする。
子供は額に手を当てると前髪を上げた。
「ひゃっ…」
額にはもう一つ目がついていた。
「この子にちょうどいいサン<3>グラス、おいてませんか~?」
店主はそのまま気を失ってしまった。
「父さん、眼鏡、作れなかったね」
「そうだな、最近は妖怪専門の眼鏡屋もないからなぁ。他をあたってみるか」
しばらくの間その地域では三つ目小僧の目撃情報が多くなったそうな。
ファンタジー
公開:21/05/20 16:30
高校時代に母に星新一さんのショートショートを勧められてから短いお話が大好きになりました。
いまは子供たちに読み聞かせしたり、創作のお話を作ったりして楽しんでいます。
育児の合間に思いついたお話を書いていきます。どうぞよろしくお願いいたします。
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