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足下が崩れる。
何かに掴まろうとしたが、差し伸べられる手も支えてくれるものもない。

落ちてゆく。落ちてゆく──。

下には踏みつけて来た連中が、俺を汚泥に沈めようと蠢いている。

最後に見えたのは、俺を見下す冷たい目。
あれは、先程までの自分。

醜いと気付いても、もう遅い。
その他
公開:21/05/18 06:55

切由 まう

Twitterの140文字で書いたものとSSを持って来ています。(修正する場合もあります)
文字数が少ないので分かりにくかったらすみません。
SF・スペースオペラの長編をなろうで連載中です。
https://ncode.syosetu.com/n2997fc/

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