猫の生い立ち

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日本に猫が初めて来たのは中国から仏教経典を持ち込む際に、鼠に齧られない様に、猫を船内に同伴したとの説であった。
しかし古代日本にも猫はいた様で、愛玩目的ではなく穀物を鼠や昆虫から守る任務を果たしていたと言う説です。
平安時代になると、初めて猫は現在のようなペットとして扱われ始め、まだ個体数も少なく貴重な存在であり高貴な人のみに許された特権であった。
宇田天皇は黒猫を飼っており、寛平御記にその黒猫の生態日記が残してあり、日本最古の飼い猫の飼育記録とも言われている。
更に一条天皇は我が猫の誕生会を開いたり、昇殿が許されないと、飼い猫に階位を与えたとも言われる。

また枕草子にも、猫に乳母として女官が付いたとの記述もある。
歌川国芳は猫の浮世絵を数多く残し有名だが、亡くなった愛猫には仏壇を用意し位牌も作って、供養したとも言われている。

昔から文字通り、猫可愛がりがされていた事が判明した。
その他
公開:21/05/16 09:06
更新:21/05/16 09:45
写真右 100万回生きたねこ 絵本

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