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ある街の大型書店に幽霊が出ると噂になり興味を持った青年が二人いた。
「あの本屋に女の幽霊が出るって噂だな。
夜中に本を持って『1冊2冊……』と数えていくらしい」
「すると、『8冊9冊……1冊足りない』とか言うのかナ?」
「これはもしかすると、1冊万引きされて、それを恨んで死んだ女の幽霊かもナ」
真夜中、2人は深夜に書店へ侵入しました。
売り場の奥にボーッと薄く明るい場所があります。
「出た出た。女の幽霊」
「ホントに出た!」
『1冊2冊……』
「数え始めた」
2人は数えていましたが9冊まで数えても止まらずずっと続きます。
『98冊99冊……100冊』とすすり泣き。
「100冊数えたぞ」
そこへ警備員が来ました。
「またやってるんですか。もう諦めたら?」
『売れると思って100冊仕入れたのに、1冊も売れない……』
「仕入れでヤラカシた店員が泣いてたのか」
後日、2冊だけ売れたという話です。
「あの本屋に女の幽霊が出るって噂だな。
夜中に本を持って『1冊2冊……』と数えていくらしい」
「すると、『8冊9冊……1冊足りない』とか言うのかナ?」
「これはもしかすると、1冊万引きされて、それを恨んで死んだ女の幽霊かもナ」
真夜中、2人は深夜に書店へ侵入しました。
売り場の奥にボーッと薄く明るい場所があります。
「出た出た。女の幽霊」
「ホントに出た!」
『1冊2冊……』
「数え始めた」
2人は数えていましたが9冊まで数えても止まらずずっと続きます。
『98冊99冊……100冊』とすすり泣き。
「100冊数えたぞ」
そこへ警備員が来ました。
「またやってるんですか。もう諦めたら?」
『売れると思って100冊仕入れたのに、1冊も売れない……』
「仕入れでヤラカシた店員が泣いてたのか」
後日、2冊だけ売れたという話です。
公開:21/05/14 17:16
更新:21/05/14 17:19
更新:21/05/14 17:19
#ショートショート
#短編小説
#ジョーク
#大型書店
#幽霊
読んでいただきありがとうございます。(・ω・)/
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