4
3
由衣は朝食を食べながらスマートフォンで転機予報を起動した。画面にいつものキャラクターが登場する。
「『予報を見る』、、と」
予報官が話し始めた。
『由衣さん、おはようございます。気性予報士の天野です。それでは、今日の由衣さんの、お転機です。
仕事ですが、南から課長、東からは同僚のAさんの圧力が近づきます。板挟みになりますので、ご注意ください。
恋愛と金銭は特に変化はありませんが、念のため出費は控えめに。
週間予報が出ています。
明日以降、ゆっくりと下り坂になり金曜はやや激しい情勢が予想されますが週末は穏やかに明るくなるでしょう』
その予報を見て由衣は少し落胆した。
「予報、当たるかなぁ。課長とAさんの板挟みは嫌だなぁ。仕事休んじゃおうかな……」
『急なおやすみは風当たりが強くなりそうです。覚悟してください」
「ちぇっ!」
舌打ちすると、由衣はバッグを肩に勢いを付けて月曜の街へと踏み出した。
「『予報を見る』、、と」
予報官が話し始めた。
『由衣さん、おはようございます。気性予報士の天野です。それでは、今日の由衣さんの、お転機です。
仕事ですが、南から課長、東からは同僚のAさんの圧力が近づきます。板挟みになりますので、ご注意ください。
恋愛と金銭は特に変化はありませんが、念のため出費は控えめに。
週間予報が出ています。
明日以降、ゆっくりと下り坂になり金曜はやや激しい情勢が予想されますが週末は穏やかに明るくなるでしょう』
その予報を見て由衣は少し落胆した。
「予報、当たるかなぁ。課長とAさんの板挟みは嫌だなぁ。仕事休んじゃおうかな……」
『急なおやすみは風当たりが強くなりそうです。覚悟してください」
「ちぇっ!」
舌打ちすると、由衣はバッグを肩に勢いを付けて月曜の街へと踏み出した。
その他
公開:21/05/14 07:55
#ショートショート
#短編小説
#ジョーク
#天気
#転機
#予報士
読んでいただきありがとうございます。(・ω・)/
ここに投稿する以外にも、自分のブログに同時掲載しているときがあります。
ログインするとコメントを投稿できます