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あるカメラマンが出版社の人間と話していた。
「新しいカメラを買ったんですよ」
「ほぉ」
カメラに顔認証システムが搭載されたそうだ。
こうすることで、認証ができなければシステムがロックされて全く動かなくなるという話だ。
「このカメラで初仕事。行ってきます」
彼は有名人のゴシップ写真を撮るいわゆるパパラッチを職業にしている。
今日も、ある男性芸能人が恋人と連れ立っているところをカメラに収めるのが目的だった。
「来た来た」彼は声を低めて呟いた。
前から目標の芸能人カップルが深夜の歩道を歩いてくる。
カメラマンはすかさずシャッターを……ピピピ、ピピピ。
警告音が鳴った。
「あれ?カメラの持ち主の俺を認識してないのか、こんな時に!」
カメラの液晶モニタには警告文が出ていた。
『被写体が芸能人であると確認されました。許可なく撮影はできません』
「そっちの顔認証セキュリティだったのか!」
「新しいカメラを買ったんですよ」
「ほぉ」
カメラに顔認証システムが搭載されたそうだ。
こうすることで、認証ができなければシステムがロックされて全く動かなくなるという話だ。
「このカメラで初仕事。行ってきます」
彼は有名人のゴシップ写真を撮るいわゆるパパラッチを職業にしている。
今日も、ある男性芸能人が恋人と連れ立っているところをカメラに収めるのが目的だった。
「来た来た」彼は声を低めて呟いた。
前から目標の芸能人カップルが深夜の歩道を歩いてくる。
カメラマンはすかさずシャッターを……ピピピ、ピピピ。
警告音が鳴った。
「あれ?カメラの持ち主の俺を認識してないのか、こんな時に!」
カメラの液晶モニタには警告文が出ていた。
『被写体が芸能人であると確認されました。許可なく撮影はできません』
「そっちの顔認証セキュリティだったのか!」
その他
公開:21/05/13 22:01
#ショートショート
#短編小説
#ジョーク
#パパラッチ
#顔認証
読んでいただきありがとうございます。(・ω・)/
ここに投稿する以外にも、自分のブログに同時掲載しているときがあります。
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