Ⅲ.四章 ともだちトせんせい 2/3

0
1

 ドアがノックされ、さんきゅうの声がする。
「どうぞ~」
 部屋に入り室内を見渡すさんきゅう。
「誰かいたの?」
「いるよ。ともだち」
「ともだち?」
 いつの間にか、二人の姿は消えていた。
「今は帰っちゃったけど」
「そうなんだ」
「もう時間?」
「まだ大丈夫だよ。紹介したい人がいてさ」
 スーツ姿の女性が入って来る。
「こんにちは」
 すぐさま挨拶をする弐っちゃん。
「こんにちは。あなたが弐っちゃんね。私はね、せんせい」
「せんせい?」
「皆からそう呼ばれてるんだ」
「そうなんだ。よろしくせんせいさん」
「よろしくね」
 先生が、持っているラジオに気付く弐っちゃん。
「ねぇ、これは?」
「ラジオよ」
「ラジオ?声が聞こえる箱のこと?」
「そうとも言うわね。聴いてみる?」
 ラジオを付けるせんせい。音楽が流れ、しばしひたる三人。
「何か、やさしい」
「ディランズですね。僕も大好きです」
SF
公開:21/05/14 23:07
連載 SF 差別 戦争

Arujino( 東京都練馬区 )

まずは、こんにちは。

練馬区で活動中の、趣味の絵描きです。

小説・脚本なども執筆してます。

【番号なし】 用語・設定解説

【Ⅰ】 連載作品『WonDer BroS』 探偵と怪盗の対決が娯楽化した世界での物語。

【Ⅱ】 短編連作『Story Of Dri(P)Party』

【Ⅲ】 連載作品『根源悪の牧場』 戦争による差別と弾圧に支配された世界での物語。

【Ⅳ】 連載作品『ドライワンダーに遣う』

【001~】 短篇集『short TaleS』
 

コメントはありません

コメント投稿フォーム

違反報告連絡フォーム


お名前

違反の内容