校舎裏での会話

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「あんた、放課後校舎裏に来てくれない?」

昼休み、見たことのない女子に校舎裏に呼ばれた。
周りが何かざわついているが、雰囲気からして告白のような甘い展開になるとは思えなかった。

そして、放課後。
しかたがないので、友人に部活には遅れることを伝えて校舎裏に向かう。
そこには、呼び出した女子だけではなく、もう一人いた。俯いているが、そっちの方には見覚えがある。

「来たわね」
「ああ、呼ばれたからね。で、何?」
「あんた、振ったみたいね。アキの何が悪かったの」

確かに、自分は先日振った。
その時のことを思い出す。
それは、あまりにも真っ直ぐだった。そして、目を疑うレベルでゆっくりなボールだった。
先日の練習試合で最終打席に彼のボールを自分は、振った。
逆転だった。

「あんなボール投げられたら誰でも打つわ。というか、負けた腹いせに他校に忍び込んで恋愛漫画みたいな事するなよ。紛らわしい」
青春
公開:21/05/12 00:20

長岡 京( 関西 )

文章の練習を行なっております。
未熟な文章ですがよろしくお願いします。

指摘があれば、どんなことでもいいので教えてください。

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