闇金地獄の救世主?

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「今日こそ借金返してもらうぞ、コラァ!」
「くそ…ここまでか!」
ヨシロウは絶望した。
「待て!」
その時、彼のボロアパートに颯爽と一人の戦士が現れた!
「よくも借りた金を返せなどとほざいたな!」
「来てくれたんだね、借りパク戦士カリタンダー!」
取り立ての男は怒鳴った。
「借りた金は返すのが当たり前だろう!」
「じゃあ、お前が今呼吸しているその空気はなんだ?それはヨシロウ君の家の空気だ!お前はそれを勝手に吸い込んで肺に入れたな?」
「な!」
「お前は自分の使ったその酸素を返せと言われて返せるのか?」
取り立ての男は顔が真っ青になった。
「く、くそっ、悔しいがお前の言う通りだ!俺の酸素を返してやる代わりに、コイツの借金をすべてチャラにしてやる!」
「悪は立ち去れ!」
「ありがとうカリタンダー!助かったよ!」

ヨシロウはそこで目を覚ました。
「夢か」
手元には貯金残高の尽きた通帳があった。
その他
公開:21/05/11 09:32
借りパク戦士カリタンダー

水素カフェ( 東京 )

 

最近は小説以外にもお絵描きやゲームシナリオの執筆など創作の幅を広げており、相対的にSS投稿が遅くなっております。…スミマセン。
あれやこれやとやりたいことが多すぎて大変です…。

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