諾威之森
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「おう熊さん」
「何だ八つぁん」
「近頃、兜虫組っちゅうのが人気のようだが何のことやら……」
「ははあ、お前さん英吉利は知ってるな?」
「エゲレスか。たしか女王が国を治めているという。邪馬台国みたいなもんかね」
「よく知ってるじゃあないか。兜虫組は英吉利の五人囃子だな。正しくは四人だ」
「四人囃子か。じゃあ笛太鼓で囃子をすると」
「ああ、太鼓は林檎という男だ」
「ふむ」
「助太刀願ふ、とか人気だな。黒き鳥もなかなかどうして」
「黒き鳥。つまり八咫烏のことかね」
「おそらくな。諾威之森もいいぞ」
「ノールウヱーの森か」
「正しくは家具のことだがな」
「何だ八つぁん」
「近頃、兜虫組っちゅうのが人気のようだが何のことやら……」
「ははあ、お前さん英吉利は知ってるな?」
「エゲレスか。たしか女王が国を治めているという。邪馬台国みたいなもんかね」
「よく知ってるじゃあないか。兜虫組は英吉利の五人囃子だな。正しくは四人だ」
「四人囃子か。じゃあ笛太鼓で囃子をすると」
「ああ、太鼓は林檎という男だ」
「ふむ」
「助太刀願ふ、とか人気だな。黒き鳥もなかなかどうして」
「黒き鳥。つまり八咫烏のことかね」
「おそらくな。諾威之森もいいぞ」
「ノールウヱーの森か」
「正しくは家具のことだがな」
その他
公開:21/05/09 09:57
ショートショートは、短い小説ではなく、読解可能性を最小単位へ圧縮した記録媒体である。本アーカイブは作品を保存することを目的としない。保存されるのは、読者との接触によって意味が生成・変容する条件そのものである。ジャンルは分類ではなく読解の副産物であり、一篇はSFにも日常にも寓話にもなり得る。物語とは完成された構造ではなく、読むという行為のたびに更新される暫定的な現象である。ゆえに作者は創作者ではなく観測者であり、アーカイブとは物語の集積ではなく、物語が発生し続ける可能性を保持するための実験的装置として位置づけられる。長すぎるだろ、これ。
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千億アルマ