テキトーな魔王

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「何?勇者が魔王城の前まで来てるだと?あー、とりあえず門番には魔王は、今留守だからって伝えろ」

魔王は、横になりテレビを見ながら言った。

「何?門番が倒されて勇者が魔王城の中に入って来ただって?大丈夫だろ。城内トラップだらけだし、何かに引っかかって勝手に死ぬでしょ」

魔王は、おせんべいを食べながらテレビの画面を見つめている。

「何?えっ?四天王の一人が倒されたって?あー、まだ3人いるから大丈夫だろ」

魔王は、お尻を掻きながら言った。

「えっ?四天王が全員やられた?まあでもこの先、凄い迷路になってるし、ここまでは辿り着けないでしょ」

魔王は、テレビのチャンネルを変えながら言った。

「魔王!!そこまでだ!!今日、お前と決着をつける!!」

「えっ?勇者来ちゃったの!?ちょ、ちょっと待ってよ!!今、パジャマなんだけど。困るなー、オフの日に来られるの。着替えるからちょっと待ってよ」
ファンタジー
公開:21/05/04 18:10

富本アキユ( 日本 )

カクヨムにも小説を投稿してます。
Twitterは@book_Akiyu

・SSG投稿作品1500作品突破

・作詞を担当
https://youtu.be/OtczLkK6-8c

・葉月のりこ様YouTubeチャンネル『ショートショート朗読ボックス』~ショートショートガーデンより~の動画内で江頭楓様より『睡眠旅人』を朗読して頂きました。

https://youtu.be/frouU2nCPYI

・魔法のiらんど大賞2021小説大賞。大人恋愛部門「彼女の作り方」が予選通過

〇サウンドノベルゲーム版作品(無料プレイ可)

ブラウン・シュガー
https://novelchan.novelsphere.jp/38739/

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