風霊について話そう

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 命とは流れであり、流れるからこそ命となるとされている。
 それは個の命だけでなく、命が形成する群体や共同体、命全てを育む世界にもあるものだ。
 その流れを、生みだす事。
 それも、宿り子の役目だった。
 彼らは命や愛ある場所に留まる印象だが、その実ほとんどは絶えず世界を巡っており、命の循環に必要な"風"となっている。
 "命の旅"をしている姿を目撃した"メイト"の証言では、蒲公英の綿毛に似た種子に掴まり、空を飛んでいたという。
 世界学者は、その役目を負う宿り子に"風霊"と名づけ、"メイト"の協力の元に追跡調査を計画していた。
 その最終目的は、宿り子が"風霊"となる瞬間。つまり"風"が産まれる現場を押さえることであるが、旅の最中の風霊を見つけることも希少な現状では、果てしなく先の長い話と言える。
 ちなみに東大陸国には、風の神を祭った神社があり、風霊がよく立ち寄っていると噂されている。
ファンタジー
公開:21/05/01 12:47
ファンタジー 生命 精霊

Arujino( 東京都練馬区 )

まずは、こんにちは。

練馬区で活動中の、趣味の絵描きです。

小説・脚本なども執筆してます。

【番号なし】 用語・設定解説

【Ⅰ】 連載作品『WonDer BroS』 探偵と怪盗の対決が娯楽化した世界での物語。

【Ⅱ】 短編連作『Story Of Dri(P)Party』

【Ⅲ】 連載作品『根源悪の牧場』 戦争による差別と弾圧に支配された世界での物語。

【Ⅳ】 連載作品『ドライワンダーに遣う』

【001~】 短篇集『short TaleS』
 

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