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もう何年にもなる。
あのひとを忘れられそうに記憶が薄れて来ると手紙が届いたり、誕生日のプレゼントが贈られてきたりする。
本当に、絶妙のタイミングでそういうことが起きる。
それがとてもつらくて、困って、何度も、もう止めてと連絡を取ろうと思うけれど、それが出来なくて、ズルズルと時間がたっている感じ。
私には、どうにもできない。
しばらく手紙が途切れたりすると、気になる、不安になる。
それじゃあいけないと思う。
「だから今度、連絡を取ってみようと思うけど、彼は自分の連絡先を書いてこないの」
「そうなんだ?メールとかなら気楽なのに、それができないっていうのは、困るね」
「……うん。そうなの」
――僕と彼女を繋いでくれるのはアイツの噂だけ。
僕のことは相談相手としか見てくれない。参っちゃうなァ。
アイツは、外国に移住して、結婚して子供も生まれてるって言うのに。
アイツに成りすますのも潮時かな。
あのひとを忘れられそうに記憶が薄れて来ると手紙が届いたり、誕生日のプレゼントが贈られてきたりする。
本当に、絶妙のタイミングでそういうことが起きる。
それがとてもつらくて、困って、何度も、もう止めてと連絡を取ろうと思うけれど、それが出来なくて、ズルズルと時間がたっている感じ。
私には、どうにもできない。
しばらく手紙が途切れたりすると、気になる、不安になる。
それじゃあいけないと思う。
「だから今度、連絡を取ってみようと思うけど、彼は自分の連絡先を書いてこないの」
「そうなんだ?メールとかなら気楽なのに、それができないっていうのは、困るね」
「……うん。そうなの」
――僕と彼女を繋いでくれるのはアイツの噂だけ。
僕のことは相談相手としか見てくれない。参っちゃうなァ。
アイツは、外国に移住して、結婚して子供も生まれてるって言うのに。
アイツに成りすますのも潮時かな。
その他
公開:21/04/22 17:39
読んでいただきありがとうございます。(・ω・)/
ここに投稿する以外にも、自分のブログに同時掲載しているときがあります。
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