創作者のことを話そう

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 創作者。
 それは、世界を創る者。
 創作者であって、"神"ではない。
 創作者は、世界樹の枝葉の先にて、自分だけの創作世界を創り出すことができる。創作者自身はその世界を俯瞰で眺めるも、その世界の中で過ごすも自由である。
 しかし、神ではない創作者が創る世界には、必ず"矛盾"が存在する。大抵の場合は、取るに足らない"誤差"として済ませられるが、説明しようのない決定的な"矛盾"を創作世界の住人に気づかれてしまうことが、世界という絶対的"存在"と致命的"矛盾"との対消滅に繋がる場合もある。
 創作者の中には、その対消滅を防ぐために、敢えて自分の存在を直接的或いは間接的に提示し、創作世界の構造と脆さを把握させるという第4宣言を行う者がいる。
 また創作者の中には、創作者としての役目を放棄し、自作の創作世界を投げっぱなしにしてしまう者もいるらしく、創作者不在となった世界がどうなるかは分からない。
ファンタジー
公開:21/04/21 21:38
ファンタジー 世界 矛盾

Arujino( 東京都練馬区 )

まずは、こんにちは。

練馬区で活動中の、趣味の絵描きです。

小説・脚本なども執筆してます。

【番号なし】 用語・設定解説

【Ⅰ】 連載作品『WonDer BroS』 探偵と怪盗の対決が娯楽化した世界での物語。

【Ⅱ】 短編連作『Story Of Dri(P)Party』

【Ⅲ】 連載作品『根源悪の牧場』 戦争による差別と弾圧に支配された世界での物語。

【Ⅳ】 連載作品『ドライワンダーに遣う』

【001~】 短篇集『short TaleS』
 

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