ゴロリンピック
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深夜番組を見ていたら、ゴロリンピックなる競技が始まった。猫科の動物が安定のごろ寝を披露するなか、カメラ目線で異彩を放つ動物がいた。
動物番組でもお馴染みのアカカンガルーだ。カンガルーの中では大型で、体長は160cm、体重80kg程になる。腰をボリボリとかきながらテレビでも見るように横たわっている。
「いいですねぇ、とてもいいですよ」
「アカカンガルーのジュンさん、実にリラックスしていてまるで自宅にいるようです」
「アピールも忘れてないですね」
司会者と解説者が妙に興奮している。
「ごろごろするだけで金メダル貰えるなら、俺にも出来そうだよ」
そう思わず声に出た。
「じゃ、参加する?」
テレビの司会者がこちらに視線を投げかけた。
「え」
パジャマ姿の俺とアカカンガルーの目が合う。競技場でジュンと向き合うように寝転がっていた。
ジュンの鼻息が顔に当たり、背中に冷たい汗が流れた。
動物番組でもお馴染みのアカカンガルーだ。カンガルーの中では大型で、体長は160cm、体重80kg程になる。腰をボリボリとかきながらテレビでも見るように横たわっている。
「いいですねぇ、とてもいいですよ」
「アカカンガルーのジュンさん、実にリラックスしていてまるで自宅にいるようです」
「アピールも忘れてないですね」
司会者と解説者が妙に興奮している。
「ごろごろするだけで金メダル貰えるなら、俺にも出来そうだよ」
そう思わず声に出た。
「じゃ、参加する?」
テレビの司会者がこちらに視線を投げかけた。
「え」
パジャマ姿の俺とアカカンガルーの目が合う。競技場でジュンと向き合うように寝転がっていた。
ジュンの鼻息が顔に当たり、背中に冷たい汗が流れた。
ファンタジー
公開:21/08/01 19:58
更新:21/08/02 00:10
更新:21/08/02 00:10
gonsukeさん
秋田柴子さん
水素カフェさん
若葉もゆさん
○○ンピック
秋田柴子さんよりお題
射谷 友里(いてや ゆり)と申します
十年以上前に赤川仁洋さん運営のWeb総合文芸誌「文華」に同名で投稿していました。もう一度小説を書くことに挑戦したくなりこちらで修行中です。感想頂けると嬉しいです。宜しくお願いします。
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