6
2
♫ガシャバタン
雑貨店のドアを乱暴に開けて、女性がやって来た。
「オルゴール!ねえ、オルゴールある?無ければいいのよ。他ヘ行くから!」
「ござます。どの様なものをお探しですか」
「小さなやつでさ!聞くと落ち着くやつ!」
「こちらの手回しのオルゴールなんて、如何でしょう」
「どんな曲?」
「どうぞ、お試し下さい」
女性はオルゴールをがさつに手に取り、ツマミをがむしゃらに回し始めた。
「ねえ、ちょっと。何にも聞こえないわよ?何これ?不良品?」
「まずは、目を閉じて深呼吸をして下さい…そして…ゆっくりと…ゆっくりと…回すと…聞こえて来ますので」
言う通りに、女性は深呼吸をしてから、ゆっくりと回し始めた。
「あっ…聞こえて来た…」
「如何ですか?」
「気に入ったわ」
「ありがとうございます」
カラランコロロン♫
女性はドアを静かに開けて閉め、雑貨店を出て行った。
雑貨店のドアを乱暴に開けて、女性がやって来た。
「オルゴール!ねえ、オルゴールある?無ければいいのよ。他ヘ行くから!」
「ござます。どの様なものをお探しですか」
「小さなやつでさ!聞くと落ち着くやつ!」
「こちらの手回しのオルゴールなんて、如何でしょう」
「どんな曲?」
「どうぞ、お試し下さい」
女性はオルゴールをがさつに手に取り、ツマミをがむしゃらに回し始めた。
「ねえ、ちょっと。何にも聞こえないわよ?何これ?不良品?」
「まずは、目を閉じて深呼吸をして下さい…そして…ゆっくりと…ゆっくりと…回すと…聞こえて来ますので」
言う通りに、女性は深呼吸をしてから、ゆっくりと回し始めた。
「あっ…聞こえて来た…」
「如何ですか?」
「気に入ったわ」
「ありがとうございます」
カラランコロロン♫
女性はドアを静かに開けて閉め、雑貨店を出て行った。
その他
公開:21/08/02 13:29
更新:22/07/15 16:03
更新:22/07/15 16:03
言葉遊びが好きで、褒めらると伸びるタイプです。
良かったら読んでやって下さい!
ログインするとコメントを投稿できます