人気のないアイドル

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小さなライブハウスで、昼間から公演が行われようとしていた。

出演者は、三名。

立て続けに、一時間ごとの配分となっている。

まずは一人目。

「ありがとう、来てくれて。では最後に一曲。曲名は、『ジェラート』」

パチパチパチ。

演奏終了。観客席の数名が、彼に拍手した。

退場し、次に二人目。

「俺のロックンロールも、そろそろ冷めて来たな。最後に、一曲カマスぜ!」

パチパチパチ。

少し、オーバーヒートな演奏だったが、観客は疲弊しながらも拍手。

残るは最後、あと一名。

「ヤッッホー! みんなあ、元気してたぁ? わたしわぁ、みんなが元気じゃない日も、元気だったよー! 元気を与えるアイドル! ゲン・キャロラインです!」

「ブゥー!」
「ブゥー!」






舞台責任者の男は、慌てて、近くのトランシーバーを手に取った。

「スタッフ全員に通達。今年、最大の動員数だ」
その他
公開:21/07/31 06:58

藤崎正(セカンドオニオン)

2021年2月に、物語を考えるのが好きで始めました。
もしよければ、コメント残して頂けると嬉しいです。よろしくお願いします。

追記:2021.11.14 名前を『藤崎正』(フジサキショウ)に改名しました。一応分かりずらいと思うので、旧名(セカンドオニオン)は、付け足しで残しておこうと思います。


物語.com https://monogatary.com/user_page/story/f73e9d0f-3f97-11ec-81c5-0242ac120002

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