報復

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荷物の整理をしていた。彼の遺品だ。
もう亡くなってから、すでに半年が経とうとしている。
それでも彼との思い出は鮮明に残っている。
一つ一つに思いを馳せながら、片づけていく。

「さてあとは、…パソコンだけか。」

パソコンを起ち上げる、パスワードは彼の誕生日、無用心なものだ。

「さて、整理しなきゃいけないものは、写真かな。」

ファイルを開く。
しかし、不自然なほどその中には何もなかった。
あったのは、一つだけ。

QRコードの画像。「…なんだろう?」
読み取ってみる。

テキストが浮かび上がる。

「貴方も私と共に」

チャイムが鳴った。
ホラー
公開:21/07/31 02:55
更新:21/08/08 22:11

umina*

長い物語の中の短い独白。
思い付きで書いたもの。

ここでも書いてます
note
https://note.com/umina1043/
 

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