ソーラー麺

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日青食品は、真夏限定の即席ラーメン「ソーラー麺」を発売した。
まずは、ソーラー麺の容器の蓋を開け、特製スープの粉と、かやくの入った小袋を取り出し、空の容器に適量の冷水を入れる。
次に、炎天下の空の下に、冷水の入った容器を置き、真夏に降り注ぐ陽射しを十分に当てる。
容器は、ソーラークッカー(太陽熱調理器)を参考に独自開発した、エコなノンプラスチック製だ。
最後に、小袋の封を切り、特製スープの粉、かやくを加えて容器の蓋を閉じ、そのまま三分待つ。

三分後、容器の蓋を開けると、真夏の強い陽射しによって、冷水が熱くなって適温のスープとなり、太陽光線の一本一本が麺となる。
これで黄金に輝くソーラー麺の出来上がり。太陽の香りがする真夏にぴったりのホットな味だ。
ただ、食べたあとは一時間ほど身体中がカッカしているので、熱中症にならないよう注意が必要だ。食後は冷房のきいた涼しいところで休んだほうがよい。
その他
公開:21/08/01 07:01
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山田衆三( 東京 )

1975年奈良県生駒市生まれ。奈良市で育つ。同志社大学経済学部卒業、慶応義塾大学大学院政策・メディア研究科修了。
田丸雅智先生の作品に衝撃を受け、通勤中や休日などで創作活動に励む。
『ショートショートガーデン』で初めて自作「ネコカー」(2019年6月13日)を発表。
読んでくださった方の琴線に触れるような作品を紡ぎだすことが目標。
2022年3月26日に日本近代文学館で行われた『ショートショート朗読ライブ』にて自作「寝溜め袋」「仕掛け絵本」「大輪の虹列車」が採用される。

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